ひろだいリサーチ設立趣旨

 わが国の地方圏において、少子高齢化・核家族化の進展、さらに社会経済情勢の急激な変化により、地域産業・コミュニティの活力が失われつつある状況に直面している。このような状況を改善していくためには、弘前大学をはじめとする研究機関等の地域の知的資源を活用し、会員自身が自律的に必要な地域政策課題の発掘と調査分析活動に参画することで、能動的に地域づくりに関与することが必要と考える。

 これまでの地域政策課題の調査分析においては、その成果が研究機関等のものとなっていたが、その成果を地域で共有そして環流させることで、地域活性化の担い手である個人・組織の活動の後押しになり、地域の元気につながらなければならない。また、地域政策課題の解決に向けては、研究機関等に限らず優秀な人材が集い、交流し、常に創造的な活動が必要である。そして、地域のシンクタンクとしての役割を果たし、地域産業・社会におけるネットワーク形成を担う中間組織として、機動的に機能してゆくことが求められる。以上の点から、私たちはNPO法人としての活動により、地域に貢献すべきと考える。

 特定非営利活動法人ひろだいリサーチは、地域政策課題解決のための研究事業活動を行う。そして、その成果を地域社会に還元することにより、活性化のための活動を自律的に行う地域の実現に寄与することを目的に設立する。

ひろだいリサーチ